ストロボみたいに

ミルクティー のめません

日記⑦ 春の物

なんで世の女の子はみんなあんなに可愛くて強いのだろう。もうなんか独創性に溢れてて、ああ全然私なんかじゃ全然勝てないじゃんって。私ってしがみつく物文章しかないのに、みんな超良い文章書くし。可愛いのに文章も上手いとかさ、もうそれだけはとらないでくれよって、私にはそれしかないんだから、それだけはって

それが、『春』なんだと思う。

自分でも何言ってるかよく分かんないんだけど、私、春が大っ嫌いなんだよね。大嫌いで大好きなの。本当に嫌いなの。こんなにここまで一途に嫌い続けた物なくて。そういう意味でとても特別。

嫌いだけど、憎くくて愛しい…みたいな、なんだろう。なんか複雑?なんていうか、全部の感情春の物で。私は春の物なんだ。私の心は春の物。

夏が好きで。夏はもう完璧。嫌いな所が一つもない。もう本当に全部愛してる。夏に死にたい。でも夏までが遠い。辿り着けない、ような気がする、毎年。

私、夏に死にたいのにいつか春に死ぬような気がするの。そういうこと。春って、そうなの。私にとって

勝てない勝てない勝てない

もっと特別な呪いが欲しい、もっと特別にならなきゃ、もっと特別になりたい、もっと特別を作りたい

どうして?

正統派になれないからこっちを選んでるのにやめてよ。暗がりだけはさあ、私の居場所でいさせて

お願いだから奪わないで 文章は私の物なの

いいじゃん そんなに可愛いんだからさ

いいじゃん そんなに歌が上手いんだからさ

いいじゃん そんなにダンスが踊れるんだからさ

いいじゃん そんなに友達がいるんだからさ

いいじゃん そんなに上手く生きてけるんだからさ

いいじゃん、いいじゃん

春の苦いとこ、全部私だけの物

絶対誰にも譲らない

桜を嫌う気持ち、穏やかな午後わざと殺されに行くこと

残虐を、私書くから

君に無い物

きっと私は